ソウルダンスセラピーで、至福の毎日になったら気をつけるべきことがあります。
これまで、悩んでばかりの毎日が、至福の毎日になったら、とても嬉しいことですよね。
でも、その至福の時間には、「飽きる」フェーズが来ます。
私たちの古い癖で、悩むことや問題に取り組むことに、あまりにも長い間、親しみ過ぎたせいで、ホメオスタシスが働いてしまうのです。
悩むことで、時間を埋めてきた。だから、悩みがなくなると、そこに、ぽっかり穴が開きます。
その空いた穴を何かで埋めたくなってしまう、無意識の働き。
それで、また慣れ親しんだ、トラブルを無意識に引き寄せてしまうんですね。
だから、その空いた時間を、今度は何に使うか、ということは意識しておいた方がいいです。
悩みがなくなって空いた時間を有効活用する
今までやりたかったけど、まだ挑戦していなかったことにトライしてみるといいですね!
どんなことをしたらいいか、あまり思い浮かばない人のために、いろいろ例をあげてみますね。
もっと美しくなったり、可愛くなったり、オシャレを楽しんでみる、とか。
体のケアや、リラクゼーションのために、サロンに行ってみる、とか。
知らない場所に旅行に行ってみる、とか。
料理や、掃除など、家事のクオリティを上げる工夫をしてみる、とか。
音楽や、絵、書道、など芸術に親しんだり、学んでみる、とか。
ワンランク上のステージに自分を進ませる何かを。
そうすると、また、前の自分に引き戻されることはないですね!
まずは至福の毎日を目指す
でも、今日お話ししたことは、至福の毎日になって、悩みがなくなったフェーズの人の話です。
まだ悩みがたくさんある状態の方は、ソウルダンスセラピーに集中するのがお勧め。
あれもこれも、集中が分散したまま、ソウルダンスセラピーに取り組むと、成果が出るのが遅くなります。
なぜなら、まだ最初の頃は、ネガティブな感情、エネルギーが出てきた時に、振り回されやすく、エゴの巧みな声に邪魔されてしまうからです。
そして、他のことに気を取られているうちに、ソウルダンスセラピーも、中途半端なまま、放り出してしまいやすいからです。
だから、3、4ヶ月は集中して、集中して、集中して、ソウルダンスセラピーに取り組んだ方がいいです。
エゴが十分、成熟してくるまでは、集中。
そして、至福の毎日になってきたら、上記で挙げたことを、気をつけてみください。
私の事例 真理をアートで表現する
私も、インドから帰国した頃、悩みが一切なくなって、何をしたらいいか、ぽっかり穴が空いたような時期がしばらく続きました。
仕事をオンライン化したことで、お金を稼ぐために、特別、時間を割かなくても良くなってもいました。
インドの修行も終えて、毎朝のプラクティスをする以外は、ご飯を作る、掃除、洗濯、くらいで、一人暮らしだったので、大した時間もかからない。
海外も20歳から、色んな国を見て回ったので、特別、行きたいという国も思い浮かばない。
友人は仕事で忙しい。
じゃ、自分は何をして過ごそう?という感じだったんです。
よくFIRE(Financial Independence Retire Early)した人が、早期退職して自由を謳歌したものの、数ヶ月で、何もすることなくなって、退屈で退屈で、結局仕事に復帰するみたいな話がありますが、あれ、よく理解できます。
その時、当時、師事していたアメリカ人の先生に相談したところ、「アートをやってみたらどう?」と提案されました。
若い頃に、「これが終わったら、いつかアートに時間使おう」
「これが終わったら」
「これが終わったら」
「これが終わったら」
・・・
と、何か目の前の大きな課題に直面するたびに、自分を納得させるよう、言い続けてきたのを思い出しました。
今が、その時なんだ・・・。
でも、いざ、その「特にもう取り組む課題がない」という事態になった時、「じゃあ、なにをしたらいいの?」となりました。
インド5年目の時に、ヴェーダ哲学を学びにいく前も、確か自分に対して決めていたことがあって、それは、
「哲学を学んだら、これをアートの世界で表現したい!」
ということでした。
でも、どうやって?
私にアートなんか縁がない、できない、と顕在意識は思って、何をすればいいの?どこに行って、誰に習えばいいの?と思っていました。
途中で、絵をやってみようかな、と仏画を描いたり、ネパールのタンカアーティストから習ったこともありました。
あれから、10年。そのこともすっかり忘れてしました。
でも、ふと、気がついたら、
「アートで真理を表現する」ということを仕事としてやっているではないですか〜!
顕在意識で、計画的に押し進めてきたわけではなく、
「無意識に、いつの間にか」
ここに運ばれていました。
(ダンスセラピーは、「アートセラピー」の一つ。アートを通じたセラピー)
至福の毎日になった後、気をつけるべきこと
受講生さんとの対談で、この話題に触れていますので、動画で見たい方はどうぞ