年に1度通っているケララ州のあるインド人のご一家に、14歳になる息子さんがいます。
以前、ブログでも紹介したことがあるのですが、とても賢い男の子なのです。
初めてご自宅を訪問したとき、彼は11歳で、毎年みるみる成長していくのを見るのがとても楽しみです。
以前は、あれこれ自分の描いた絵を見せてくれたり、日本のことを質問してくれたり子供っぽい印象だったのが、去年の夏に会った時は、沈黙を大事にしたい、一人でも平気、という感じで、思春期に入ってちょっと難しい年頃かな?という印象に。
みんなで食事をしている席で、食事が終わったK君が、「ちょっと席を外してもいいですか?」と礼儀正しく立ち去り、一人、ビジネスマンのようにソファに座りコンピューターに向かうK君を見て、ちょっと寂しい気もするような・・・笑
11歳のK君に初めて出会ったとき、「何かマラヤラム語(ケララの言語)を知ってる?」と聞かれ、「カリヤーナムカリキュモー」(結婚してください)と冗談で言ったところ、びょーんと飛び跳ねるくらい、驚いていました。
とてもかわいいですよね!
「でも、年齢が離れすぎているから、お父さんが許さないよね」というと、「でも、あなたは15歳くらいに見える!」だって・・・あはは!いくらお世辞でもそれはいいすぎでしょう(^^)
去年訪ねた時、K君にマラヤラム語を教えてもらいました。ちゃんと、ホワイトボードも用意して、立派な授業をしてくれましたよ。
「K君の好きなフレーズは何?何かあるかな?マラヤラム語で教えてくれないかな?」と聞くと、
「人生は静寂に始まり、静寂に終わる」
という言葉を教えてくれました。
ちなみにマラヤラム語で・・・
Jeevotham thudangunnathum avasamikkunnathum nishabdathayilanu
(難しくて覚えられませんっ!)
なんとまあ・・・14歳の子の口から出てくるとは思えない言葉ではないですか。
これはディーパックチョプラの言葉だそうです。
他にも、最近はまっている本は、アインシュタインなのだとか。
英語で読んでいるそうですが、辞書も使わず全く問題ないそうです。
(子供向けではなく、一般向けだそうです)
私は読んだことないですが、30~40代の日本の友人たちも難しくて読むのを諦めたと言っていたのを聞いたことがあるので、K君、すごく難しいものを読んでいるんだね。
恐れ入りました!
インドの人は、天才だなと思う人がたくさんいますが、K君はその一人だなと思います。