今日、インドと深い関わりをこれから持とうとされている、ある方と知り合いになり話をしました。
その方に、「インドと日本は正反対のものがあり、互いに学びあえる」と言うお話を伝えたところ、
細かいことを気にするからこそ、日本の繊細な文化、また清潔な環境があり、一方インド気にしない性格から不衛生で病気になりやすい環境があり、外国人は簡単に病気になりますし、私もデング熱、お腹の寄生虫などなど経験しました。
また、私たちよりずっと物質的には恵まれていないにも関わらず、インドの方は「幸せ」という感覚は強いですし、人に何か言われても気にしないので、ストレスを溜めにくく、自殺率も少ない。一方、日本人は、ちょっとした言葉にも敏感に反応し、ストレスを感じやすく、自殺率も世界でも高い方ですし、たくさん物質に恵まれていても「幸せ」と感じている人が少ないです。
その繊細な感覚ゆえ、日本は細やかな気配り、おもてなしができ、インドにはそれはありません。しかし、日本にはない、親しさ、距離の近さがあり、それが返って、相手をくつろがせることができます。このように、多くの正反対の面があり、お互い学べるところではないかと思います。」とお伝えしました。
その方によると、「日本はこれから経済が衰退していくにあたり、これから外交を進めていく上で、アジアで頼りになるのは親日的なインドだけ」と言うお話でした。
インドと日本、足りないものを補い合える関係であることは、間違いないと私も思います。
インドに住んで5年、インド人と結婚して、観光・ヨガ修行・ディープな地元の生活を通じて見たところ、いろんなことが見えてきました。
みなさんもインドに行く時に参考にしてみてください(^^)
♢インドの魅力、いいところ(日本にはないところ)
① 人がフレンドリー、すぐ仲良くなれる!レストランでも、道端でも、バスや電車の中でも、知らない人との間の壁がありません
② 動物も身近。街中の道を歩いているだけで、牛、猿、ヤギなどがうろついていて、近寄っていける。
③ 古いもの、伝統的なものを大事にしていて、古典音楽、古典舞踊、古典哲学が、とても美しい
最初ヨガを学びに行ったインドで、ヨガの元々の目的を伝える古典哲学(アドヴァイタヴェーダンタ/ノンデュアリティ)に出会って魅了され、そちらの方へ進んでいきました。最近は古典音楽に興味があります。クラシックボーカルを学びたい。インドのフルート、バンスリの音楽は瞑想的な感じで素敵です。夜キャンドルと共にディナーの時間に流すと、いい雰囲気でます。ヨガや瞑想が好きな人なら、バンスリ好きかも!
④ スパイスが豊富。マサラチャイ(香辛料を入れたミルクティー)が美味しい。
デリーのスパイスマーケットは、たくさんのスパイスが安く売られているアジア最大の市場。地下鉄ですぐにアクセスできる。私も毎回ここでたくさん買って帰り、チャイやカレーを作ります。みなさんも、いつものミルクティーにカルダモンやジンジャーを入れて作ってみてね♪
⑤ 素敵な布がたくさんある。コットン、シルクなど。日本では高いカーテン、シーツ、テーブルクロスなど買って帰るといいかも。コテコテのものだけじゃなく、オシャレなものもありますよ。
⑥ アーユルヴェーダ処方のコスメ、サプリが優秀で、安く手に入る。
ローズウォーターや、アロマオイル、薬草成分の入った歯磨き粉、シャンプー、ヘアオイル、マッサージオイル、石鹸などお勧めのものあります。100~2000円くらいの価格帯で手に入ります。
⑦ 聖者や、スピリチュアルリーダーが多い。気軽に話を聴きに行ける。
日本ではインドの聖者というと、サイババが有名になりました。チベット仏教の指導者ダライ・ラマもインド在住。スピリチュアルな国として有名なインドだけあって、インドのあちこちに、世界的に有名なスピリチュアルリーダーの話を聴きにいける機会があります。
私も多くの聖者から学ぶことができました(→*詳細)
♢日本の魅力、いいところ(インドにはないところ)
・便利さ
24時間、たっぷり電気も、水も使える。なくなったり、止まったりする心配がない。お湯も待たずにすぐ出る。実はこれって世界の中でも珍しいんです。
日本と同じ感覚でシャワーを浴びて怒られた国(ー ー;) →オーストラリア、アメリカ、カナダ
・安心、平和
インドではいつも、だまされないように、あらゆるところで覚悟しながら対処しなければいけませんが、日本ではそんなことを考えなくてもいい安心感があります。
お釣りをごまかされたりすることもないし、不衛生な環境で飲み物や食べ物を作っていないか神経質になることもない。
・衛生的
道にはゴミの山なんかないし、トイレも安心して使えます。インドに行かれる方、トイレは覚悟してください(ー ー;)
・ウォシュレット
日本のウォシュレットは、本当にすごい!インドだけじゃなく、先進国の友人(カナダ人)も驚いていたほど。
・ヘルシーな食文化&年齢に対して若い人が多い
日本人が世界的に見ても若くて、長生きするのは、日本食にあるのではないかと。生野菜や発酵食品を多く食べ、あらゆるものを少しずつ、バランスよく食べること。使う油の量が少ないこと。これらがポイントじゃないかと思います。
逆にインド人は、油っこい料理が多く、香辛料もたっぷり使います(日本の1年分くらいの量を1日で?というくらい。ちょっと大げさかもしれませんが(ー ー;))。時間がたった揚げ物をよく食べます。なまものはあまり食べない印象です。そして、寿命は60歳くらいで、見た目もとても老けています。
どの国にも、長所・短所あります。その国の魅力・いいところにフォーカスして、楽しむようにすれば、どこに行っても、幸せに過ごせますね♪ (^^)