幸せになりたい、とは言いつつも、そうなる準備ができていない人というのは、「きっと、また無理だろうな~」「何十年もかかるかな」「生まれ変わるまで無理かな」「きっと、私には無理」という思い込みがあって、幸せになることを、わざわざ自分からブロックしてしまっているんです。
それでは、試合前から、自分で負けを決め込んで試合にのぞむようなもの。
いくら、最高の改善策を与えようと思っても本人が壁を作ってしまっていては、どうしようもできないんです。
「きっと大丈夫」と自分を信じることが一番大事な要素。
目の前に差し出された宝を受け取るには、あなたのハートが開いていることが大事。
ハートが開くには、信じてみること。
「ヨガ・瞑想を○年やってるんですが、いまいち、効果が出ないんです···」と仰る方に、いろいろな質問をしていって、「どれくらいの頻度でやってますか?」と聞いてみると、「週に1回」という返事が多いのです。
それで、インドで聞いたこんな例え話をします。
「チャイ(ミルクティー)屋さんは、いつも弱火でチャイを温めていて、お客さんがいつ来ても、すぐに温かいチャイを出せるようにしているんです。
でも、お客さんが来る時だけ火をつけて温めて、あとは消していたら、冷たくなってしまいますよね。
数時間後にお客さんが来た時、また火を入れなおすと、温まるまでに時間がかかります。
それと同じで、ヨガも週に1度やって、あとはほったらかしにしていると、効果が出るまでに時間がかかってしまうんです」と。
マイナスだったものが、プラクティスして、ゼロになる。
でもまた1週間やめていたら、マイナスに戻ります。
1週間に1度、プラクティスするというのは、マイナスとゼロを行ったり来たりしているだけなんです。
だから、効果(プラス)は感じられないのも当然なんですよ。
それは、ヨガや瞑想だけでなく、何の分野においても同じことではないでしょうか?
チャイ屋さんが、弱火で少しずつ温め続けているのと同じように、毎日、5分でも10分でも続ける方が、1週間に60分、90分やるより効果を感じられるでしょう。