瞑想のエッセンスが分かる映画 日日是好日

先日、「日日是好日」という映画を見ました。

樹木希林さんが、茶道の先生役をしている映画
といえば、ピンと来る方もいらっしゃるでしょうか?

「私はずっと宙ぶらりん。本当にしたいことが何なのか分からなかった」

自分の将来や性格に悩む、黒木華さん演じる主人公が

人生の大切な哲学に気づいていく内容です。

人と比較して自分を肯定できなかったり、

自分よりずっと年下なのにセンスがありメキメキ伸びていく後輩に嫉妬したり、

ちょっとした言葉に傷ついて「自分の居場所がどこにもない」とグラグラしたり、

そんな主人公が、気づけば、

24年間も茶道を続け、

最初は分からなかったことが、時間をかけて、

いろんなことに気づいていきます。

 

「世の中にはすぐに分かるものと、

すぐ分からないものの2種類がある。

すぐ分からないものは、長い時間をかけて

少しずつ分かってくる」

「お茶を始めて24年。あっ!そういうことだったのか」

「五感を使って、全身でその瞬間を味わう」

「私の中で何かが変わっていった」

 

 

先生の何気なく発した言葉の中にも、

瞑想のエッセンスが散りばめられていました。

「頭で考えないで、自分の手を信じなさい」

「こうして、毎年同じことができるってことが、幸せなんだなあって」

 

瞑想を毎日、続けてこられた方は、

映画の中のひとつひとつの言葉に、深く納得されるでしょう。

 

茶道 華道 書道

「道」がつくものは、全て、瞑想をしていることと同じなんだなあと改めて思いました。

 

主人公が、お茶の稽古の時に、子供の時に夏祭りに行けなかった

悲しい記憶を思い出し、

「時々、小さい頃の記憶が、浮かんでは消えていった」

というセリフもありましたが、

これもまさに、瞑想中に起こることですね。

 

普段では思い出さないような、古い記憶、

潜在意識の奥にある記憶が、ふと浮かんできて、

「あれ?なんで、こんなことが出てきたんだろう?」

と不思議に思うことがあります。

それは、瞑想が、潜在意識のクリーニングをしてくれているのです。

 

 

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