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スピリチュアル覚醒やアセンションにはベジタリアン必須?

スピリチュアルな覚醒やアセンションにはベジタリアンになることは必須なのでしょうか?という疑問に今日は、瞑想マスタートレーナー・インド政府認定ヨガインストラクターの鶴田京子が回答していきたいと思います。

確かに、スピリチュアルな追求を真剣にしている方は、ベジタリアンなことが多く、私も国籍を問わず、多くのベジタリアンに出会いました。

特に、インドでは、ベジタリアンの文化が数千年続いているので、生まれた時から、ベジタリアンの方たちがたくさんいらっしゃいます。

一番上のカースト、ブラーミンの人たちは、生まれた時から、代々、ベジタリアンです。

そして、インドには、ベジタリアン向けのレストランがたくさんあり、どこかお友達の家に行っても、「あなたはベジタリアンか?」と必ず事前に聞かれ、食事が用意されています。

こうして、ベジタリアンの方々には暮らしやすい環境があります。

しかし、日本は、ベジタリアンは少数派のため、レストランを探すのも難しいです。

インドの友達で、日本に出張に来て、食べるものがなく、1週間の間、インドから持ってきたパンでサンドイッチを作って食べていたという話しを聞きました。

このように、日本は、ベジタリアンの文化ではないということは、ほとんどの私たちは、小さいころからお肉·お魚を食べることが習慣になっているということです。

私たち日本人の肉体を形成しているものは、お肉、お魚が含まれている、ということです。

ヨガや瞑想を始めると、ベジタリアンになった方がいいかな?と思っていきなりベジタリアンになる方もいます。

しかし、急にベジタリアン食にしてしまうと、肉体を構成している栄養バランスが崩れてしまいます。

小さいときから、あまりノンベジは食べていなかったという方なら問題ないですが、いきなり食生活を一気に変えてしまわれないように、注意です。

私は、インドの最初の4年間は、半年毎に日本に帰り、日本の食事から豊富な栄養を取って、バランスを取り戻していたので、問題ありませんでした。

時々、卵を食べたり、人の家に呼ばれた時にチキンカレーが出てきたり、ごくたまに、ノンベジのこともありました。

しかし、最後の1年間は、アシュラムの厳しい規則のため、ずっとベジタリアンでした。

インドの香辛料と水のため胃腸が弱ってしまったこともありますが、6か月を過ぎたあたりから、体調が弱くなり始めました。

 7ヶ月目からは、学校内で自炊をさせてもらい、香辛料がない食事をするようになりましたが、依然としてベジタリアンでした。

栄養バランスのため、豆類もできるだけ摂取しようとしていました。

しかし、「痩せていってるね」と、人に会う度に言われるように。。。

その後、過労のせいもあり、体が弱っていた時に、蚊にさされ、デング熱で入院したときのこと。

アシュラムの人には内緒にしとくから、とアシュラムからお見舞いに来てくれた友人が、病院側にチキンスープを作ってくれるよう頼んでくれました。

食欲がなく、ほとんど食べられなかったのですが、チキンスープは、体がとても求めていたようで、どんどん飲むことができました。

お見舞いに来てくれた、普段はノンベジブラジル人の女性は、アシュラムで、ベジタリアン生活を始めるに当たり、栄養不足を補うために、インドに来る前、医者から鉄などのサプリメントを処方してもらったと言います。

最初の4年間、南インドに住んでいた時、下に、とても健康法に詳しいアメリカ人が住んでいました。

知識も豊富で、実践もよくしている、という感じでした。

彼は、フランスで仏教のお坊さんをしていたこともあり、本当に真面目に、スピリチュアルな道を突き進んでおり、近くのアシュラムに早朝から夜まで、無償で働いて、かなり肉体労働もしていました。

徹底してベジタリアン生活を8年以上続け、料理も上手で、私にも、色んなおかずや、クッキーなど、時々ご馳走してくれました。

しかし、そんな過酷な労働が響いたのか、段々、体が弱くなり、アメリカに帰国しました。

彼がアシュラムを去った後、彼の仕事をするインド人を3人ほど雇わなければいけなくなったというほど、彼は、3人分の仕事を一人でしていたんです。

病院に入院し、療養して、しばらくして再び、インドに戻った彼に会いました。

彼は、以前にもまして、やせこけていました。

医者からは、ベジタリアンをやめるように忠告され、お肉を食べ始めたそうです。

「最近は、頑張って、お肉を食べるようにしている。しかし、太れないんだ。どんどん痩せていく一方で」

と言っていました。

見るからに、不健康そうな顔をしていました。

デトックス法などたくさん教えてくれた、あんなに健康法に詳しかった彼が···と、ショックでした。

お肉は体に悪い、健康に悪い、というイメージがあると思いますが、逆に急にベジタリアンになるのも、健康に悪いのではないか、危険ではないか、とその時思いましたし、自分の実体験を通じてもそう思います。

 体が健康でなければ、何もできない。まず、健康、ありきですよね。

なぜ、ヨガをする人たちは、ベジタリアンがいいと言われているかと言うと、アヒムサー(非暴力)の精神も、もちろんありますが、悟りを得るには、心が落ち着き、ピュアでなくてはならない、心を落ち着け、ピュアにするためには、サトヴィックな食事でなくてはならない、というところからなのです。

死んだ動物の肉は、穢れ。だから、そのエネルギーを取ると、自分も穢れる、という考えもあります。

かと言って、インドやネパールで、ベジタリアンの人に、私がお肉を食べることを言っても、差別的な態度は取られませんでした。ただし、ベジタリアンのお宅のキッチンでは、お肉やお魚の調理は禁止されていることがほとんどです。

ベジタリアンの人でも、心が荒れ狂って、落ち着きがなく、欲深くて、イライラし、喧嘩ばかりしているのであれば、それは、ベジタリアンの意味がありませんし、逆に、ノンベジを食べていたとしても、心が落ち着いている人、ピュアな人だっています。

スピリチュアル覚醒・悟り・アセンションにはベジタリアン必須?の結論

「スピリチュアル覚醒・悟り・アセンションには、ベジタリアン必須か?」という問いに対する私の見解は、これです。

マインドの状態を左右するのは食生活は大いにあります。

でも、体がお肉やお魚を必要としているなら、食べた方がいい。

罪悪感を感じるなら、ちゃんと、動物たちに感謝をして、ありがたくいただきましょう。

だから、日本人はいつも、食べる前に「(命を)いただきます」って感謝をするんですね。

私たちの命を支えてくれる命たちに、深い感謝をしていただきましょう。

命への深い感謝が、波動を上げてくれます。マインドを清めてくれることにも繋がります。

罪悪感やお肉を避けることで受けるストレスの方が、良くないです。

それでも、やはり、ベジタリアンに移行したいという考えなら、次のように無理なく安全に移行してみましょう。



無理なくベジタリアンに移行する方法

ベジタリアンとノンベジタリアンの夫婦の食生活について

私は雑食ですが、インド人である主人、メイエルは幼少期にベジタリアンになることを決意して以来、ずっとベジタリアンです。

よく、みなさんに「料理するの大変じゃないですか?面倒じゃないですか?」

「何を作ってるんですか?肉なしでどんな風に料理するんですか?」

というご質問を受けます。

最初は、私の家族も食生活が違う二人が一緒に住んでうまくいくのかと心配していましたが、おかげさまで問題なくやっていけています。

それは彼が、私にベジタリアンを強要しないこと、私も彼にノンベジタリアンを強要しないこと、お互いに、それを嫌だと思っていないことがあります。

肉を食べるのは罪だとか、穢れているとか、精神レベルが低いなどと、もし思われていたら、一緒には住めないでしょう。

彼は、肉を切ったり、焼いたりもしてくれます。

私が食べるのは構わない。ただ肉を押し付けなければそれでいいと言っています。

卵は、日本では無精卵なので妥協してくれました。

料理は、毎日二人とも満足して楽しんでいます。

お肉を使わないで、どんな料理ができるか、いろいろ工夫すると、毎日いろんな新しい料理ができて、とても楽しいです。

私はお肉を食べたいときは、別に焼いています。


私たちは自宅でこんなベジタリアン食を作っています

·野菜のココナッツカレー(ココナッツミルクやカシューナッツを入れてコクを出す)

·じゃがいもとかぼちゃのマッシュ

·春菊のマスタード醤油マヨネーズ和え

·厚揚げと野菜の炒め物

·焼きたてのパンと茹で野菜にチーズフォンデュ

·タヒニ(ゴマペースト)と醤油·だしを使ったラーメン

·白菜·玉ねぎ·椎茸で作る肉なし餃子

·豆腐と玉ねぎで”ミートソース”風スパゲッティ

·フレッシュサラダにオリーブオイル、塩胡椒、アーモンドを散りばめて

·アボガドと人参の生春巻き

·麻婆豆腐(挽肉の代わりに高野豆腐を使って)

·きんぴらごぼう(人参、ごぼう、糸こんにゃく)

·ピザ(野菜とトマトソース、チーズ)

·グラタン(じゃがいも、玉ねぎ、ホワイトソース、チーズ)

·オムライス(玉ねぎ、人参)

·チャーハン(野菜、卵、ニンニク、生姜)

·とろろ蕎麦

·じゃがいもと枝豆の焼きコロッケ

など、お肉を使わなくてもあまり不便は感じないくらい、いろいろ。

ベジタリアンに移行したい方は、こうやって、一食ずつゆっくり、ベジタリアン食に変えていくのがお勧めです。

三食いっぺんにかえるのではなく、まずは、朝食だけ変えるとか、週に何日間だけ変えるとか。

不足する栄養素を補う

ベジタリアンにすると、不足する栄養素があります。

タンパク質を多めに摂取するために

・豆腐

・納豆

・キドニービーンズ

・ひよこ豆

・チーズ

・牛乳

・豆乳

などを良く使っています。

それから、ビタミンB12が不足しやすいので、対策として

ニュートリショナルイーストというものを買っています。

これは、チーズのような風味のパウダーで、

サラダにかけたり、炒め物にまぜたり、スパゲティにいれたりしています。

コンソメや出汁が使えない分、ベジタリアン料理にはコクが出しにくいので助かっています。

普通のスーパーなどには売っていないと思いますが、ネットでは1000円くらいで買えます。

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マインドに与える食生活の影響をもっと詳しく知りたいという方は、こちらの講座で詳細を学べます。

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