ソウルダンスセラピーのセッションや講座に来られる方で、とてもよくあるお悩みが、
・子育てが終わって、時間ができて、これから何でも好きなことやるぞ!と思っていたけど
・いざとなると、自分が何をやりたいのか分からない
・自分の好きなことが分からない
・有り余った時間や、エネルギーを注ぐ対象が見つからない
50代の方々から、よく聞きます。
育ててくださった80代の親世代の時代では、「個性を伸ばす」というより、
いかに、周りのみんなと調和して生きるか、しっかり勉強して、いい会社に入って、定年まで安定して過ごすかということに重きを置かれたと思います。
もちろん、それも大切なことですが、「周りに合わせること」「外の正解を求めること」「しっかりちゃんとやること」という価値観の弊害が、出てきてしまうのが、この50代という年齢なのかもしれません。
「周りに合わせ過ぎてきた」ために、「自分のやりたいことが分からない」「自分の好きなことが分からない」状態に陥ってしまう。
情熱を傾ける時間もお金も余裕がやっとできたはずなのに、それを向ける対象が、いざとなったときにない、という・・・。
残りの人生の時間も、人生100年時代なのだとしたら、まだまだ40〜50年は残っているから、何にもしないで、ぼーっと過ごすわけにもいかない。
何もしなければ何もしないで罪悪感がある。
SNSを見て、幸せそうに過ごしている人をみては、自分は何をやってるんだろう?
私も何かしなければという焦りにかられる。
かといって、何をすればいいのか分からない。
何か闇雲にやっても、心は充実感を覚えず、虚しいだけ。
ということで、セッションにお越しになられます。
やりたいことが分かった講座受講生の例
現在、6ヶ月間のコースの講座受講生にも、同じような方がいらっしゃいました。
最初の個人セッションでは、何がやりたいか分からない、主人が行きたいところについて行くことが多い、と仰っていたのですが、ソウルダンスセラピーをした後、「やりたいことが分かりました!」とチャットで報告してくださいました。
ダンスの最中や直後ではなく、その翌朝に、ノートを書いていた時に、気付いたそうです。
こうして、コースでご提供している他のワーク中とか、日常で、家事ををしている時に気づいたりなどよくあります。
ダンスセッション中に分かった!とか、ダンス後に寝ていた時に分かった!という方もいらっしゃれば、こちらの方のように、ダンスの最中に気づかなかったけど、翌朝、という場合もあります。
「人目が気になる」方へのセッションの受け方注意点
ここで、ソウルダンスセラピーを受ける時に、注意してもらいたい点が一つあります。
セッションでは、「思い切り声を腹から出す」ワークが入っています。
思い切り声を腹から出すことで、自分の殻を破って、解放していきます。
しかし、「人目を気にしてしまう」というお悩みがとても根深い場合、
・隣の部屋の家族のことがとても気になってしまい、思う存分声を出せなかった
・近所に聞かれるかと思うと、声を出せず控えめにしてしまった
ということがあります。
家族がいても、近所に聞かれても、構わないというメンタリティを養う覚悟ができていればいいのですが、
まだ覚悟がないうちは、
・ご家族には、どこかに出かけてもらう
・自分から、大声を出しても問題ない場所に出向く(カラオケ、人気のない山や海など)
などしてもらうといいかと思います。
自由になれない自分に気づくことが大きな第一歩
ソウルダンスセラピーのセッションでは、
・正解はない。これで合ってるか、間違ってないか?はない
・体の感覚が正解
なので、私や、他の誰かに「この動きでいいんでしょうか?合ってるんでしょうか?」
と聞く必要はないということです。
でも長年染み付いてしまった思考の癖で、いくら「どれだけでも自由にしていいですよ」と言われても、強い「頭の声(思考)」が、古い習慣に自分を引き戻してしまうということが起きます。
それで、セッション後、
・自由でいいと言われてるのにも関わらず、正解を求めてしまう自分を打破できなかった
ということが起こったりしますが、でもそれは、それで問題ありません。
セッションで起きていることは、日常や人生の縮図です
正解は外にはなくて、自分の感覚が正解だから、自由にしていいと言われている安全な場でさえ、自由になれないということは、日常生活に戻っても、無意識にこのまま過ごしているだけでは、打破できないのは当然なのです。
古い習慣は、長年の繰り返しによって作られたものなので、「自由になるんだ!」という覚悟を決めて、最初は、強い意志の一撃で、自分の古い習慣を打破するということが必要なのです。
だから、そのことに気づけただけでも大きな一歩なのです。
セッション後の過ごし方のアドバイス
セッションは90分ですが、その後1週間は、セッションの続きです。
セッションで、今まで閉じていた部分が、「開いた」状態になるので、この1週間で解放が起きます。
・好転反応が起きたり、気付きが起きてくるのを、じっくり、ゆっくり観察
・誰かとの会話、CM、広告、TVなどからのメッセージに気をつけてみる
・自分の中から湧いてくる感情を解放するように観察したりして過ごす
・怒りや、泣きたい気持ちが出てきたら、周りの人にぶつけず、ノートに感情を書き出したり、1人で叫べるところに行って叫んだりする
こうして、1週間を過ごしてみられてください。
セッション中に変化を感じなかった方でも、セッションがきっかけになって、その後の日常で変わっていくことがあるのです。
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